ポップコーンダイアリー

映画の感想を書きなぐるブログ

【ややネタバレ有】『クリムゾン・ピーク』

デル・トロ作品は『パシフィック・リム』と『ヘルボーイ ゴールデン・アーミー』しか観てないのですが、『マイティ・ソー』シリーズのロキ役で知られるトム・ヒドルストンが出演ということで、初日に観てきました。
あらすじはというと、実業家の父を持つイーディスは、死んだ母親の亡霊と彼女のささやく「クリムゾン・ピークに気を付けろ.....」の警告に悩まされてきた。ある日、父親を訪ねてきた準男爵のトーマスと恋に落ちたイーディスは、やがて結婚。彼とその姉ルシールが暮らす屋敷に引っ越すが、そこには大きな秘密が隠されていて.....というもの。
この映画はとにかく、女優陣が凄い。ジェシカ・チャスティン演じるルシールは登場してすぐに「コイツ、なんかあるな」と思わせるものがあり、サイコ感が顔ににじみ出ちゃってる部分がありました(ある意味「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイクに匹敵するかも)。新妻に春画見せる下りも、「えっ、頭悪い子の設定なの?」と思ったりもして。


この人がかなりヤバイです。
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ミア・ワシコウスカもいかにも世間知らずの女の子から、後半に進むにつれなんとかこの状況から脱出しようとするホラーヒロインに変わっていて、観てて応援したくなりました。
そして、なんと行ってもこのダブルアクトレスクライマックスのタイマンバトルが観れたのが良かった!このシーンのためにこの映画観たぐらいの爽快感がありました。
一方のトムはというと、なんだか姉の捨てゴマ感があって惜しいな、と。途中で明かされるこの姉妹の近親相姦も結局は姉が子の家を守るためにしていたことのようにしか感じなかったというか.....。


惜しいなぁ.....
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まあ、この作品通じての雰囲気だったりとかは結構好きだったので、80点ぐらいかな~と思います。